乳ガンの「しこり」は、周囲の乳腺よりも硬いのが特徴です。
がん細胞が増えてかたまりを作っていたり、がん細胞とともに硬い線維成分がしこりになっていたりするからです。
その感触は、石やビー玉のようなものとは違い、押すと少し変化する「消しゴムのような」硬さであることが多いです。
マミオンではこのしこりを正確に再現しています。直径2センチまでは早期がんであり、わきの下のリンパ節への転移が少ない段階です。
この段階での治療は、乳房全摘やわきの下のリンパ節をすべて切除せずにできることが多いです
生理が始まって約1週間後(女性ホルモンが低めに安定する時期)、乳房の張りや痛みがなくやわらかい状態の時が実施しやすい時期です(乳がん検診もできればこの時期に受けるといいでしょう)。
閉経後の方は忘れないように毎月検診日を決めて行います。入浴時が行いやすいでしょう。
触診は、腕を頭の後ろに上げた状態と下げた状態の両方で行うことが望ましいです。